著作権について考えてみよう
※このコンテンツは2002年に制作され、2003年4月に最終更新されました。
改装にあたり、このコンテンツの書き換えも考えましたが、現在とは事情が異なっています。
現在、私はこのジャンルの活動を殆どしておらず、最新情報に関してもわかりません。コンテンツの削除も考えましたが、現在でもこのコンテンツは多くのサイトからリンクされており、今だに定期的、かつ一定数のアクセスがあるため「参考資料」として当時の状態のまま残しておきます。
最新の著作権事情に関しましては、もっと詳細な解説サイトが多数ありますので、そちらを参考にしてください。
なお、将来的にはこのコンテンツは削除致しますのでご了承下さいませ。今までありがとうございました。

2008年1月 三鷹美咲
なお、一部当時と表現や情報が変っています。ご了承ください。



●このコンテンツは、ハリポタ版権のことを少しでも勉強してほしくて、版権に伴うリスクのことを知っていただきたくて作ったコンテンツなんですが、 思った以上の反響があり、少々私も驚いています。
新しい情報を仕入れたら追加していきますので、時折チェックしてくださいね。
移動に伴い、少し手を加えたり訂正したりしています。(2004年5月)


 このコンテンツは「StardustFactory」内のコンテンツのひとつです。
 このコンテンツへの直リンクはご遠慮ください。(ファイル移動等の可能性があるため)
 ハリポタの版権情報を扱うサイトとして、当サイトをご紹介いただける場合、大変お手数ですが、リンクは必ずトップページへお願いします。

 また、このコンテンツ内の文章を引用される場合は、かならず出典を明示してくださいますようお願いします。 (このコンテンツの文章をそのままコピペして、インフォメーション等に掲載しているサイトを今までにいくつか見かけました。
 ここは、私が個人的に調べた情報を元に書いているので、情報が間違っている場合もあり、正確さを保証できないので、コンテンツの文章丸写しはあまりお薦めできませんので、ごかんべん願いますm(__)m)

Contents


・はじめに
・版権ってなんだろう?
・結局のところ
・だけど同人誌に関しては
・閉鎖と隠しリンク
・誤解したまま活動しない
・黙認か?放置か?静観か?…それとも…?

・追い込まれる海外のスラッシュサイト



その他コンテンツ
FAQ
関連リンク

●はじめに

 この文章は、私にわかる程度に調べたもので、本文はできるだけわかりやすく優しく書いたつもりです。
 ただ、私は専門家ではありませんし、細かいことに答えることはできません。
 解釈が間違っているかもしれません。
 ですから、ここにあることを100%鵜呑みにはしないでください。

 私が調べたのは、検索すればすぐ出てくるようなことを簡単にまとめたに過ぎません。
もっと、詳しく専門的に解説されておられるところは沢山ありますので、ぜひ一度いろいろ調べてみることをお勧めします。
 私はこの文章の中で、版権ファンアートや、版権同人を否定するつもりはありません。
 かつて、自分もその世界にいたので、否定するどころかむしろ、正しい理解をもって、何事もなく楽しく活動してほしいと思う気持ちから作りました。

 ただ、最近のブームで、爆発的に増えたハリポタサイトのいくつかには、あきらかに「これは酷い」と思われるサイトもいくつか見受けられます。 (国内、海外を問わず、いくらファンアート、ファンフィックと冠していても、ハリーたちの扱いがあまりにもひどくて、見なきゃよかったと後悔したところが正直いくつかありました。)

 「楽しいから」というノリだけで、簡単にサイトや同人誌を作る人が多く、版権に付きまとうリスクのことを知らない人が多くて、とても心配です。
 そして、私は昔、自分が版権同人誌をやっていたこともあり、この問題はいつも心のどこかにありました。
 この問題に興味を持ち、本格的に調べたい方の為に、文中には多くのリンクを用意しました。
 もし、ご興味をもたれましたら、それらのリンクを回って、自分で調べてみてください。

 ネットはその気になれば、たいていのことは何でも、すぐに調べることができます。
 本当にわからないことは「自分で調べる」ことが正しい理解への早道です。
 人に教わっても、その場しのぎにしかなりません。
 どんなことでも、本当に理解したいときは自分で調べるのが一番だと思います。

 ただ、「どこから調べていいのか、わからない」という人のお手伝いのために、このコンテンツは存在しています。

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(2003年4月追記)

 最近、仕事柄法律に触れる機会が増え、いろいろ勉強することも多くなりました。
 その際にいくらかの解釈間違い等を発見したため、作成当時の文章を書き換えています。
 曖昧な表現ははずし、憶測の文章、古い情報などもはずしました。
 関連リンクに関しては、別項目にまとめ、その際、リンク切れのサイトは外させて頂きました。
 サイト作成上、想定される疑問については別項にFAQを設けました。
 私は専門家ではありませんので、文章を書く際は多くの関連サイトを参考にしました。
 また、文章引用の場合は引用元を明記しました。

(戻る)

●版権ってなんだろう?

 あなたが自分で一生懸命考えて文章を書いたり、自分でデザインしたキャラクターのイラストを描いたり、オリジナルの音楽を作曲したりすると、その作品には自動的にこの作品に対する「著作権」が発生します。
 別に「こんなものを作りましたよ」とどこかのお役所に言わなければならないものではありません。
 だから、あなたがもし、その辺の小さなメモ用紙にらくがきして、その絵や文章があなた自身のアイディアから生まれ、他のものを真似していないなら、それには著作権があるということになります。

  このことを法律にしたものが著作権法という法律です。
  これは、あなたの作り出したものを守ってくれる大切な法律です。

  考えてください。
  もし、あなたが一生懸命描いた絵を他人に勝手に盗まれて、それが他人のものとして誉められたり、お金を取って売られたらあなたはどう思いますか?

 これはそういう不正をさせないための法律です。
  そして、テレビアニメのキャラや、小説のキャラクター、商品についているキャラクター等にだって、この「著作権」が存在します。
  つまり、大まかに言えば、それらは本来、著作者の断りなしに使ってはいけないということになります。

  ここはハリポタのファンサイトですが、当然ハリポタにも著作権があります。
  著作権を持っているのはもちろん原作者のローリングさんですね。

  これは「原著作者」もしくは「一次著作者」といいます。
  他にも複製権、(著作物を複製する権利)上演権、演奏権、放送権、公衆送信権、(これらは原著作者の許可を得て、作品を上演したり、一般に公表できる権利です)ほかにも翻案権、公表権、氏名表示権、同一性保持権等なかなかややこしい権利が沢山あります。

 このあたりは、詳しく解説したサイトがありますから、ちょっとむずかしいかもしれませんが、興味がある人は見てくださいね。

このコンテンツを作る為に参考にしたサイト

知的財産権と同人誌の用語集
http://www.tennodai.com/~yuich/?y/property.html

「社団法人著作権情報センター」
http://www.cric.or.jp/index.html

日野行政法律事務所「著作権の広場」
http://cozylaw.com/copy.html

魔法使いの手帳
http://msfile.hp.infoseek.co.jp/

 もちろん、ハリポタに著作権があるとはいえ、ファンアートやファンフィックを自分で書いた場合は当然その作品に対しては著作権が発生します。

 これを「二次創作」といいます。
 私がこのサイトで発表しているハリポタのイラストは二次創作になり、二次創作の作品に関しては私が著作権者になるわけです。
 もちろん、二次創作の著作権者といえども、原著作者やハリポタに関するいろいろな版権を持っている者(ワーナーブラザースや静山社など)が取り下げを求めたら、二次著作者はこの作品を取り下げなければなりません。
  ただし、第三者が私の作品をどこかで使う場合は、私の許可がいるわけです(本来なら原著作者の許可もいるんですけどね(苦笑))

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追記(2003/4)

 著作権の定義は「思想や感情を創作的に表現」したものであり、保護されるものの対象は文芸、学術、美術、音楽等。
 つまり、自分の感情を創作として表現したものがこの法律によって保護される対象となります。
 ニュース記事等の「事実を述べただけの文章」等はこれにあたらないそうです。
 小説、脚本、絵画、音楽、オリジナルのプログラム等、自分の思想と感情をこめたものであることが前提とされており、タイトル等は著作権が適応されません。
 また、「二次創作」と「二次著作権」は明らかに違うものですから気をつけましょう。
 二次創作はある作品にインスパイアされて創作されたもの(つまり、ファンアートなどはこれにあたります。もちろん著作権者の許可はありません)が、二次著作物というのは原著作者に許可を得たもののことを指します。
 WB社のハリポタ映画等はこれにあたり、二次著作権を主張することができます。
  商業出版物でも、原著作者の許可を得ていない出版物(研究本や無許可のアンソロジー等)は二次著作物ではなく二次創作物ということになります。
 二次創作物としての著作権主張に関しては、原著作者がいるということで、あまり主張できませんが、(法的にも効力は殆ど無い)ただ、作品を描き出した作者としての著作権は守られます。
 ですから「著作権は捨てていません」という言い方はある意味正しいです。
 判りやすく言えば「ハリポタ作品」としての著作権主張はできないが、「絵を描いた作者としての著作権」は主張できるというわけです。
 こういう部分は、法的な判断のむずかしさですね。

 ちなみに余談ですが、著作権の効力は作品が発生した時点より、作者の死後50年間。
 これを超えると公有として扱われます。ただし、著作権は相続できるので、作者の身内などがその権利を引き継いだときは、この期間が延長されます。(正確に言えば著作権というか、権利を相続できるだけなんだけど)
 クラッシック音楽等は著作権保護期間が切れているものが多いので、MIDIで使っても問題なしのものが多いのはこういうわけです。


(戻る)

●結局のところ…
 ……つまり、言いにくいことですが、現在世界中にあるハリポタのファンサイトの殆どはこの法律に照らして言えば、著作権を侵害した違法のものとなります。

  ただし、著作権侵害は「親告罪」(しんこくざい)といって、著作権者や様々な版権保持者が「このパロディ作品を認めない」と訴えを起こしたとき、初めて裁判などの「現実的な問題」となるのです。
  訴訟になれば、まず勝てる見込みはありません。 (例外もあるにはありますが)
  悪質だということになれば、莫大な金額を請求されるでしょう。
  つまり、著作権のあるものを扱う「版権ファンサイト」は常にそのリスクを負っているということになります。

  著作権者が「認めない」と言えば、本来使ってはいけないものです。
  しかし、ファンによって支えられている作品もあり、著作権者がこれを認めたり、版権を持つ会社等がガイドラインを出して「ここまでならOKですよ」と提示しているものもあります。
  いわば「見逃してもらってる」という状態で活動している人もいます。
  ただ、ひとたび原作者や版権を持つ企業の機嫌を損ねれば、いつ訴えられてもおかしくないという足場の悪い活動といえます。
  つまり、著作権者の心ひとつで決まってしまうのです。

  現在、ハリポタに関しては、明確なガイドラインはでておりません。(2002年1月現在)

  「ここまではいいけど、これはやっちゃだめ」という線引きが、まだきちんとされていないのが現状です。
  ただ、以前個人的に問い合わせをされた方がいらして、その回答をUPされておられます。

「ハリー・ポッターのノート」


 コンテンツ内よりハリポタの著作権に関しての文章を引用
http://members.tripod.co.jp/Bunchan/harry_copyright.html

 この回答を見る限りは一応「どれもだめ」なんですけど、このサイトの方もおっしゃっておられるように、質のよいファンアートやファンフィクションは、原作者にとっても嬉しいものだと思います。
  事実、英国の版元Bloomsbury社のサイトではお勧めファンサイトの募集をしています。
 米国ワーナーのサイトもそうです。

 これはあくまでも私の憶測ですが、原作の世界を大切に扱っているファンアートや、ファンフィックはむしろ歓迎されるかもしれません。

 最近、とある海外のサイトで、JK女史による以下のような回答を発見しました。

http://www.whoosh.org/issue62/ecks2.html(注:英語です。海外の幾人かの作家のファンフィクションに関する考えやインタビュー記事が載っています。)
ここのNote22を参照してください。

このような文章があります。

Information on J. K. Rowlings feelings can be found at http://writersu.s5.com/law/moreharrypotter.html. This information can be substantiated by two interviews J. K. Rowlings has given.
One is an interview with Scholastic Books that can be found at their web site.
The other is an interview with Barnes & Nobles that can be found at their web site.
J. K. Rowlings is said to be flattered by fan fiction and has read some of it.

(大まかな訳)※間違ってるかも…(^-^;)

 J.K.ローリングについての情報はhttp://writersu.s5.com/law/moreharrypotter.html。に掲載されています。
 2つのインタビューにJ.K.ローリングは答えています。
 1つはそれらのウェブサイトで見つけることができる学校教育の本とのインタビューです。
 他方は彼らのウェブサイトで見つけることができるバーンズ・アンド・ノーブルとのインタビューです。
 J.K.ローリングは、ファン・フィクションのいくつかを読み、高い満足を得たと述べています。

http://writersu.s5.com/law/moreharrypotter.html
上記のサイト「Writers University」(英語です)

 こちらでは、JK女史がいくつかのファンフィクションを読み、「非常に高い挨拶である」と評価したと述べています。

"I've read some of it. I find it very flattering that people love the characters that much."
(私は、そのうちのいくらかを読みました。私は、人々がそのキャラクターが好きだということを知り、非常に満足です)

 つまり、原作者に敬意を払ったファンアートやファンフィックであったり、原作のイメージを壊すことのないものに関してはおそらく寛容であろうと考えていいかもしれませんね。
  しかし、その世界をいたずらに汚したり、登場人物でslash(いわゆるヤオイ)をしたり、ハリポタのイメージを傷つけるようなファンアートやファンフィクションが沢山出回ってしまったら、ローリングさんはきっと「ファンアートもファンフィクションも作ってはいけない」と言わざるをえなくなってしまうでしょう。

  ファンアートを描くこと、ファンフィクションを書くことは楽しいことです。
  それを私たちに書かせるハリポタはやはり素晴らしい魅力のある作品です。
  その作者であるローリングさんを悲しませるようなことは、ファンとしてはやっちゃいけないと思います。
  決まりを守って、ハリーの世界を大切にしつつ、想像の翼を広げるのは楽しいことです。

  あなたが、本当にハリポタの世界が好きなら、ちょっと考えてみませんか?

(戻る)

●だけど、同人誌に関しては…。

 サイト上のファンアート・ファンフィクションに関しては、あまりハメをはずしたものでなければ、むしろ好意的にもとれますが(いろいろな海外のニュースサイトや版元を訪ねた限りなんで、確信はありませんが)同人誌の頒布に関しては正直わかりません。
 金銭の授受が関わる都合上、どちらかというと、「商品」扱いになるので、ワーナーブラザースの意向に気をつけたほうがいいかもしれません。
 同人誌は一種の「海賊商品」として扱われる可能性が高いからです。

 ちなみに、同人誌ではないんですが、ワーナーブラザースが、ドメイン名を巡って、個人のサイトに警告を出した例は有名な話です。

http://www.harrypotterguide.co.uk
「TheBoyWhoLived」(生き残った少年)

 この英国の個人サイトは15歳の少女が運営しているファンサイトですが、このドメイン名の使用を巡り、ワーナーブラザースと少しもめた話は結構有名です。
 この少女のサイトは、現在和解が成立し、同じドメインを使用していますが、いろいろ大変だったみたいです。
 彼女を支援した団体のサイトに経緯が掲載されていますので、興味がある方はご覧になってください。(英語ですが)

支援団体
http://www.potterwar.org.uk/history.html
「PotterWar」 (ポッター戦争)

ファンサイトのプロテクション組織
http://www.dprophet.com/dada/
「DADA」

 話が横道にそれていますが、このように、ハリポタをめぐって、世界中でいろいろなことが起こっているわけです。
 それは海賊版商品である場合もありますし、ドメイン名である場合もあります。
 ただ、言えることは、「普通にファンフィックやファンアートを楽しむ」のなら、過敏に心配する必要はないと思います。
 同人誌に関しては金銭のやりとりがあるためグレーゾーンですが、これは、公式に見解やガイドラインが出るまでは、派手な活動は控えたほうが安心かもしれません。

 何もなければそれにこしたことはないのですが……。

 楽しくハリポタ世界を楽しむためにも、ひとりひとりの心がけが大事なのかもしれないですね。

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追記(2003/4)

 同人誌活動をやっている方はご存知だと思いますが、無許可の商業同人アンソロジーには気をつけましょう。
 商業誌として一部書店等で販売されてはいますが、もちろんこれらは本屋で売られているからと言っても、公式に許可をとったものではありません。
  タイトルに伏字を使ったりなどしているのを見ると、故意の悪質さを感じます。(伏字を使っている時点で公式に許可を得たものではないと言うことです)
 法的にも違法であり、同人誌頒布イベントで売られているのみの個人の同人誌とは違い、一般の流通ルートに乗っている分始末が悪いです。 (カバーにバーコードがついているものは一般流通ルートに乗っている証拠です)
 同人誌活動は現在グレーゾーンであり、権利者の黙認により、どうにか活動が見逃されているような状況ですから、個人ではない商業出版社が許可を取らない同人誌まがいの本を出版すること自体が妙な話です。
 個人的には、商業系アンソロ等の執筆依頼などにはできるだけ応じないほうがいいように思います。
 何が「規制」の発端になるかわからないからです。

(戻る)

●閉鎖と隠しリンク
 最近になって、閉鎖したり、URL申請制になるハリポタサイトが急に増えてきました。
いわゆる「裏」ものでなくても、著作権者のチェックが入るかもしれないので怖いとか、そういう風に思っておられる方が多いのでしょうか?
 正直な話、隠せば隠すほど人は見たくなるものです。
 逆に、余計目立ってしまうのではないかと思うのは私の気のせいでしょうか?

 先日、こんなメールが届きました。

 「閉鎖したり、隠したりするってことは、何か悪いことをしていたと認めたからなのでしょうか?」

 さあ…どうなんでしょう。
  私にはわかりませんし、私に聞かれても推測しか答えられません。
  だから、正直に「それは私に聞かれてもわかりません」と返事をしました。
 隠す人にも、閉鎖する人にもそれなりの理由があるはずですから。
 何も後ろめたいことがなくても「著作権を侵害している」というだけで、自分自身がそれを許せない人もいるでしょうし、女性向きなどをやってて、怖くなったという人もいるでしょう。
 でも、それはそのサイトの管理人さんにしかわからないことです。
 だけど、自覚があるということは、この問題をそれなりに考えているということでしょう。
 どういう運営の仕方をするかというのは個人の問題になりますから。

 隠しリンクやってる方へ。
 おせっかいかもしれませんが、ジオシティーズやトクトク等の無料サーバーで隠しリンクやると違反ですよ。
 結構見ます。
 あと、隠しになってない隠しリンクも結構あります。
  ある方法を試すと、階層ごと丸見えになって、請求制もなにも、全部見えてしまいます。
 これはとっても初歩的なミスなので、気をつけましょう。
  方法をここに書くわけにはいきませんので、ご自分で勉強してくださいね(苦笑)

 私はここを閉鎖する気も、隠す気もいまのところありません。
 後ろめたいと思うものは何もおいていないつもりだからです。

 そして、この問題を真剣に考え、前向きに取り組む方も増えてきました。
 とてもいい傾向だと思います。
 私も、出来るだけ自分に集められるだけの資料はここで提供するつもりです。


「JK女史の「ファン活動嫌い」の噂」
(2002/2/3)

 「JK女史がファン活動が嫌い、パロディ作品が嫌い」という噂が流れています。
 しかし、嫌いであるということを証明したソースは何処にも見当たりません。

 でも、容認しているかといえば、そうともいえません。
 ファン活動についてのガイドラインを出している版元は無く、公式な返事はまだどこにもみつかっていないからです。

 ただ、JK女史が「いくつかのファンフィックを読み、とても満足したらしい」という話はどうやら本当のようです。
 そのソースは存在するからです。
 (上記の「Writers University」の項を参照)

 また、英版元であるBloomsbury社のサイト内にはWebClubというコーナーがあり、ここにはこんな文章があります。

Do you have a Harry Potter website? Do you know of a website that you think is really good? Suggest a site at harrypotterbooks@bloomsbury.com and tell us why you like it.

「 あなたはハリー・ポッター・ウェブサイトを持っていますか?または、よいウェブサイトを知っていますか?harrypotterbooks@bloomsbury.comにあなたが好きなサイトを教えてください。」

 つまり、ファンサイトの募集をしているわけです。
 JK女史が本当にファン活動自体を嫌っているなら、こんな募集はしないはずです。
 また、実際に世界中のハリーポッターのファンサイトのいくつかがここからリンクされています。 (主に欧米圏のサイト中心です。公式も、個人サイトもごちゃ混ぜに掲載されているようです。日本の「友の会」もここのアジアの公式カテゴリに含まれています。)
 上記で上げた「TheBoyWhoLived」もここのファンサイトリストの中に存在します。(2002/2/3現在、ファンリンクリストがメンテナンス中なのか、切れていますが、数日前の時点では存在を確認しております。また、後日再確認します。)

 ワーナーとドメインでもめたこのサイトも、ファンサイトとしての内容に関しては、裁判でも言及されなかったとのことです。 実際ファン活動の是非で争ったわけではないのですから、もし、ファン活動自体を禁じられているのなら、このサイトは今、存在していないはずです。(ただし、悪質なSlashサイトに関しては閉鎖に追い込まれています)

 JK女史がファン活動を嫌っているという噂がどこからどう流れたのかはわかりませんが、おそらくいろいろな噂がごちゃまぜになったのだろうと推測しています。

  ハリポタの版権は複雑ですから、JK女史の思惑にかかわりなく、「商売に差し障りがある」と判断されたら版権者は「NO」としか言えないと思うのです。
 出版社は「児童書」のイメージを守るために、WB社は「商品を売り、映画の観客を増やし、イメージを守るために」思惑が働いていますから、この問題は一筋縄では解決しないでしょう。

  たぶん公式ガイドラインが出るとしたら、最悪の場合「全部ダメ」としか言えないのかもしれないですね。

(戻る)

●誤解したまま活動しない

 気づいたらイラスト描かずに資料集めばかりしているこの頃。
  この、コンテンツを見ていろいろ考えて下さった方が多く、少しづつですが「なんとかしなければ」という意識を持つ人が増えてきたことはとてもいいことだと思います。
  ここを見たことにより「もっと版権のことを理解しようと思った」というメールや意見をいただけて、作った甲斐があったと、私自身とても嬉しく思っています。

  「嫌なことでも直視しなきゃいけない問題」が人生の間には何度かあります。

  それは、他人にとっては些細なことでも、当事者にとっては大きな問題です。
  この版権問題も、全く興味のない人にとってはつまらないことなのかもしれません。

  「そんなややこしいんならやめちゃえば?」って言う人もいます。

  でも、そんなに簡単にやめきれない諦めの悪い自分がいるから、悩む人が多いんだと思います。
  私もその一人です。
  本を読んでるだけでも、映画見てるだけでも、心の中で夢想してるだけでも、本当に好きなら満足できるんだろうなとは思うんですが、悲しいかな「表現したい」という気持ちを持つ人々には結構無視できない問題だったりします。
  だけど好きなものが「自分で一から作り出したものではない」から、ちょっとややこしいんですね。

  私のサイトにはアクセス解析がついていますから、このサイトへのリンクはほぼ把握しています。
  最近、沢山のサイトがここにリンクを張ってくれています。
  つたないサイトですがご紹介くださってありがとうございます。
  本来、それぞれお礼をしなければならないところですが、なかなか余裕がなく、それも叶わない状況ですが、本当にありがとうございます。
  この場で心より厚く御礼申し上げますm(__)m
  せっかくリンク張っていただいてるんですから、それに見合うようにいろいろな情報を提供できるようにがんばろうと思います。
  私は、逆リンクを辿って、わかっているところは全て訪問しました。
  それぞれ、この問題についての意見を自分なりに考えているのが判ります。
  勇気をもって活動しますと言う人もいれば、やっぱり自粛しますという人もいるし、それぞれ悩んで出した結果なんでしょうね。
  複雑な気分です。

  ただ、誤解しないで欲しいこともあります。
  ここでは、私なりに調べた資料を公開し、さらにそれについての推測や、希望的観測を述べているだけにすぎないのです。
  自分に都合よく解釈している部分も否めません。
  だから、最終的な判断をここの資料に求めてはいけません。
  ここは「全て」ではなく「一部」なのです。 英文には誤訳もあるでしょうし、間違った情報を公開してしまっている可能性もあります。(Web上で見つけた資料は、同じような情報が他にないか探し、信憑性がきわめて高いものだけを公開しています。ニュースソースも必ず公開しています。ニュースソースを公開できないようなものは信憑性が疑われるからです)

  最近よく頂く質問。

  「私はハリーのファンサイトをこのまま続けても大丈夫でしょうか?」

  ごめんなさい。
  そういう質問をされても私には答えられないんです。
  答えられるのは版権を持つ会社なり、原作者だけなんですよ。

  確かに、JK女史はファン活動を全面否定しているわけではなさそうだということは少しづつわかってきました。
  しかし、それは免罪符にはなりません。

  「JK女史だって喜んでいるんだから、女性向きとかじゃなかったら、何を描いてもいいんだ」

  そういう風に安易に考えないでください。
  法的にはかなり黒に近いグレイであることを認識し、何かあったときに自分で責任が取れるかどうかをよく考えて活動されたほうがいいでしょう。
  特にイベント関係に出て、同人誌やグッズを「売る」人はサイトにUPしているだけの人より、さらに注意と自覚がいると思います。
  わかる限りの情報を集めてUPしていっていますが、それは本当に信頼できるかといえば、必ずしも自信を持って「信頼できるよ」とは言えません。
  公式発表されたものだけが真実です。
  あとは伝聞や推測、第三者を通した情報です。
  情報は提供しますが、情報の取捨選択は最終的にここを見た皆さんが、自分自身でしてください。

  単に、サイトに原作をイメージしたファンアート、及びアナザーストーリー的なもの(原作に無くてもこういうシーンがあるといいよねみたいなもの)をUPしているにすぎなくても、実際それは公式に許されているものではなく、見逃されているだけ、もしくは見つかっていないだけのものだということは常に頭の隅に置いておくべきでしょう。

 「みんなががんばってるから私もやる」
  「みんなが自粛してるから私も自粛」

  本当にそれでいいですか?
  自分の気持ちは?

  「萌え」の気持ちと「リスク」を天秤にかけてください。
  女性向きやエロをやって版権者から警告を受けても、「みんなやってるんだからちょっとぐらい、いいじゃん」と毒づいていられる、「喧嘩上等!版権者でもなんでもかかってらっしゃい!私は愛のために闘うわ!」というなら無理には止めません。
  煩悩のおもむくまま突っ走るのもいいでしょう。それもひとつのやり方です。

  第三者である限り、誰も止められません。
  「やめてくれ」と言えるのは版権者だけです。

  うしろめたいことはしてないつもりだけど怖くて仕方ない、びくびくしながらやってるというならあえて少し休止するのもひとつの選択でしょう。
  無理をする必要はありません。 無理したってストレスが溜まって、胃を痛くするだけです。

  安易にジャンル変えをすると「愛が醒めたのね」「逃げるの?」と友人に言われるのが怖いというあなた。
 友人は友人です。あなたはあなた。
  あなたはどうしたいですか?
  それが答えですよ。

  つまり、自分で最後まで責任を持って活動できるか、誰かに責任転嫁しないか?
  それだけです。
  嫌なことでしょうけど、大切なことです。

  自分の気持ち、確認しましたか?

  あなたが考えて出した結論。
  公式から正式なガイドラインが出るまでは、自分がどうしたいかが指標です。

むずかしい商標権(2002/2/10)

  著作権だけではなく「商標権」も意識してください。
  会社名や商品名に著作権はありません。
  これは著作権法上の問題にはならないそうです。
  ただし、会社の名を騙るとか、他社の商品名でまぎらわしい商品を販売しようとすると、商標法違反や不正競争防止法違反になったり、民法上の不法行為責任を問われる可能性があるそうです。

  例: 「ホグワーツ●●」「ダイアゴン××」等、WB社が商標名として登録しているものを冠した商品を同人グッズとして販売する場合は気をつけてください。
  即売会イベントなどの名前に使う場合も「無関係であること」がわかるようにしておくべきです。(使わないのが一番安全)

  「公式から発売されている商品だ」もしくは「WB社がバックについて、行っているイベント」だとお客に誤解されてしまった場合はちょとややこしいことになるでしょう。
  同人誌のことなど何も知らない子供が、母親と一緒にそれこそ「デパート主催のハリポタイベント」のようなノリで来てしまうかもしれません。

  もしも、間違って年齢制限のあるような本を購入してしまったら?

  ありえない話ではありません。
  友人の子供が別のジャンルで同じ目にあったことがありました。
  一般書店に委託されていた同人誌を、表紙の可愛らしさだけで選んで購入し、(小学生だったため、中身をよく見てなかったんでしょうか?)
  内容がいわゆる女性向けで、子供がショックをうけて、「キモチワルイ」と言って、暫くそのアニメを見なくなってしまったのです。

  この場合は、内容をよく見なかった不注意や、書店の配慮の無さなどもありますが、こういう事故も起こりかねません。
  ましてや購入側が「公式が行っているイベント」と誤解したまんまだったら?

  ……想像しただけで恐ろしいですね。

参考にして見て欲しいサイト
へびちゃんの部屋」より
「逮捕されない著作権法」コンテンツ内「商標権」を参照のこと。



マーケティングはデリケートに行われている(2002/2/10)

  これは随分前に仕入れた資料ですが、WB社が、商売としてのハリポタをいかに扱っているかをリポートしてある資料です。
  ソースは2001/11/5のLosangelsTimesです。
  ビジネス記事なので、版権にはあまり関係ないような気もしますが、情報統制をどのように行っているか、また、商品イメージをどのように扱っているかがわかります。
  JK女史が商品にチェックを入れているという噂が事実であるという証拠もこのソースでわかります。

Warner Marketing 'Potter' With Care

  「イメージにあわない商品」を便乗商法で売ることを彼らはよしとしないということでしょうか?

 もしかしたら、「同人誌をよく思っていない」という噂はこのあたりから変形した噂かもしれないですね。

(戻る)

黙認か?放置か?静観か?…それとも…?

 さて、この情報は開示するべきか、しかるべき回答がくるまでひたすら待つべきか、正直悩みましたが、最近はこの問題について目新しい情報は得られないため、とりあえず経過報告という形で出すことに致しました。

 一ヶ月と少し前、私は静山社様へ一本のメールを送りました。
 今まで、ずっと迷っていた「問い合わせ」を決断したきっかけは、ある方から来たメールがきっかけでした。

 私は、この問題がささやかれるようになった頃から、問い合わせるべきかどうかずっと考えていました。
 そんな時、私はとある方から一本のメールを頂きました。

 『「静山社の動向」についてのコメントが、私のこのコンテンツに無かったため、情報を提供します』というような内容のメールでした。

 その方は、KINGDOMの管理人の狩夜ひびき様という方でした。
 狩夜様も、自サイトでのハリポタコンテンツの扱いについて、個人的に静山社様へ問い合わせをされ、幸運にも、すぐに(2日ぐらい)お返事を頂いたとのことで、その質問と返事についての内容を、一部私に提供してくださいました。
 私は、何度か狩夜様とメールのやりとりをし、「静山社様よりの回答をWeb上に掲載してもらうことはできないだろうか?」とお願いしたところ、狩夜様は「メールの文面を勝手に掲載するわけにはいかないので、もう一度問い合わせてみます」と、もう一度問い合わせをしてくださいました。

 数日後、狩夜様へもう一度お返事がきました。
 しかし、残念ながら静山社様よりの回答は「このメールの内容の掲載は許可できない」とのことでした。

 しかし、回答メールの内容は好意的なものだったということだけは、この場で発表しても差し支えはないように思います。
 ファンアート等の全面禁止とか、そういう威圧的なものではなかったということだけは確かであり、少し安心しています。

 ただ、そのまま内容を伝えると、「受け手にいいように解釈されかねない」という危険もあるので、この経緯についての発表は見合わせようということになりました。
 その後、狩夜様自身が、自らのサイト内で静山社様より頂いた回答の大まかな内容について発表してくださったので、この件に関しては、狩夜様のサイト「KINGDOM」をご覧下さい。

(※管理人注:こちらのサイトは2003年に閉鎖されました)

 情報の提供、および、個人的にいろいろな相談に乗っていただきました狩夜ひびき様に、この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。

 なお、この「静山社様よりのメール」についての経緯の話や、リンク、および狩夜様のお名前を発表する事などに関しては、事前に狩夜様よりのご許可を頂いております。
(狩夜様へ…私事にてコンテンツの更新が遅れましたことお許しください)

 ここをご覧の皆様、くれぐれも狩夜様へ「メールの内容を教えて」等の問い合わせはお控えください。
  ご迷惑がかかりますので。
 同様に、私もこの件についてはご質問を頂いてもお返事はできません。ごめんなさい。

 しかし、この件があったことで、私は静山社様へ改めて問い合わせをしてみようという気になりました。
 そして、何日かかけて以下のような内容を考え、質問を送ってみました。
 狩夜様がされた質問と同じ質問ははずし、実際に現在、ハリポタ関係のサイト管理者として知りたい質問をいくつかあげてみました。

 1.非営利の個人サイト内でファンアートやファンフィックを発表してもいいか?

 2.もし、発表してもいい場合は、どのようなことに気をつけたらいいか?

 3.自作のハリーポッターのアイコンやWeb素材等を非営利で配布することは可能か?(もちろん、これは完全に自作であり、映画の写真や本の挿絵等を 一切使用しないことを前提としています)

 4.原作に表記されていないアナザーストーリーを描くことについては、どの程度 まで許容されるのか?(例:ホグワーツでのハリー達の日常生活を、自 分なりに想像してみて描くこと)

 5.個人ファンサイトで、これはやってはいけないことは何か?気をつけなければいけない点などがあったら教えて欲しい。

 6.邦訳されていない原書4巻以降のネタバレに関しての情報 の扱いのことや、同人誌の頒布についての 考えを聞かせてもらえると嬉しい。

 7.もし回答をしてもらえるなら、その質問の回答を、私のサイト上で、 経緯を説明して一部転載することは可能か?

 以上のような内容の、七つの質問を一ヶ月ほど前に送りました。
 もちろん、全部に回答を頂けなくても、答えていただけるものだけでいいという内容にしました。

 残念ながら、一ヶ月を経過した現在、まだなにも回答はありません。
 質問の内容が版権者にとって、とても答えにくい内容であるためだろうと推測しております。
 返事が来ない可能性もあります。いや、むしろ、来るほうが幸運でしょう。
 ただ、もしも、幸運にも、この件で何かお答えが頂けたら、またこの場で、発表できたらと思います。
 (今回は、情報の公開を前提としての回答を求めましたので)

 本来、回答が来るまでは、コンテンツ縮小とか、自粛とか、仮閉鎖とかするべきだったのかもしれませんが、現在の私のサイトの状況を、そのままの状態で見て、判断していただきたかったので、コンテンツを何も削らずにそのままにして、自分のサイトのURLを沿えてメールを出しています。
 実際、メールを出した翌日、アクセス解析には静山社様のIPと思われる痕跡が残っておりました。
 ですのでおそらく、ご担当の方が一度は私のサイトをご覧になっているのは確かでしょう。

 それから一ヶ月が経過した今、「コンテンツ内容を注意するメール」等は届いておりません。

 個人サイト管理者の質問に答えている暇などないため、放置状態にあるのか、それとも黙認の状態であるのか、静山社様にも回答しかねる内容のため、静観されているのかはわかりません。
 ただ、今後も、コンテンツの内容には気を使いながら、サイトの更新を行っていく方針です。

 しかし、くれぐれも誤解をしないでほしいことがあります。
 私のサイトに何も注意が入っていないのだから、この程度のファンサイトはOKなのだろうとか、ファンアートを自由に描いてもOKなんだろうという勝手な解釈だけは絶対にしないで下さい。

 黙認か、静観か、放置かはまだわからない状況なのですから。

 よほど大きな動きが無い限り、しばらくは、このコンテンツの更新はありません。
 この問題を取り上げ、情報をどんどん調べているサイトが沢山でてきたので、情報は以前よりは手に入りやすくなっているでしょう。

 次にこのコンテンツの更新があるとしたら、 お返事が頂けたとき…かもしれませんね。(もちろん、何か重大な情報が手に入れば別ですが)


(※管理人注:結局その後、回答はありませんでした。しかし、警告を促す内容その他の連絡はありませんでした。その後も平和にサイトは運営されていたことを付け加えておきます。2004/05)

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●追い込まれる海外のスラッシュサイト

一年ぶりぐらいの更新です。
ちょっと注目すべき情報がアンテナにひっかかりましたので、情報を収集しつつお知らせすることにします。

このような記事が先日発表されたようです。

http://news.scotsman.com/index.cfm?id=13492003
(今回はあえて直リンを避けます。URLコピペで見てください)

「Web of fantasy turns the boy wizard blue(空想のWebは魔法使いの少年を憂鬱にする)」と題されたこの記事はUKのニュースサイトScotsman.comにて今年の1/5付けで発表されたものです。

さて、この記事、ざっと読んでみて、どのようなことが書かれているかと申しますと、だいたい大筋でこういうことを言っています。

「JK女史および英WB社がネット上のスラッシュサイトに対し、「子供たちに読まれる可能性がある」として英国の全てのプロバイダーにハリー・ポッター系スラッシュサイトの閉鎖を要求すると弁護士を通じて伝達した」とのことです。

まだ、この第一報以外の情報が見つかりませんので、今後の展開に関してはこの時点で不明なのですが、とりあえず今回の発表はスラッシュ系のみを対象としていると思われます。
スラッシュ要素を含まないファンサイトに対しての言及はこの記事に関してはなく、ファン活動自体を規制する動きはいまのところないようですが、今後の動向には充分注意して情報を収集すべきでしょう。

この記事の生々しいところは、情報を発信した側(つまりJK女史サイド)がかなりスラッシュの現状について情報を得ているらしいと見られるところです。

記事の中で、カップリングについての記述やどこかのスラッシュサイトからのファンフィクションの文章の一部引用までされています。

「ハリーとドラコは敵(ライバル)同士であるにも関わらず、この二人が性的な恋愛関係に落ちるファンフィクションが書かれるのは、互いを嫌っており、その関係が緊張によって特徴づけられるためだろう」という推測までなされています。

また、記事上では、実際Webでスラッシュを発表しているSavidana氏というスラッシュ作家のインタビューも若干掲載されています。

Savidana氏の言い分によると、「閲覧者への配慮はしている。子供の閲覧者がそれらを見られないように配慮しており、また未成年の登場人物を題材にポルノ的な内容は書かないよう気をつけている」としながらも、「一部の作家は未成年の登場人物(ハリーやドラコ等)の出るスラッシュも書いていることは否めない」としています。

これに対し、一部のスラッシュ否定派との論争が起こっているようですが、そのあたりの詳細はまだ信頼できる情報が入っていないのでここでのコメントは控えます。

確かに、UKでは児童ポルノへの規制が厳しく、こういう論争は日本よりも過激になる傾向があります。
日本のWB社、および静山社の動向は現在のところわかりませんが、おそらく、スラッシュ系に関しては、今回の動きに対し、全世界的に同調する方向のような気がします。

結局のところ、スラッシュ作家たちの「子供には閲覧させないよう配慮する」という言い分に対し、JK女史及びWB社側は、「多くの無害なファン(そしてその大半は子供)がそういうサイトを見て嫌悪感を持つ可能性は否定できない」とコメントしたそうです。

ただ、個人のサイトをひとつひとつつぶしていくことは事実上不可能であり、いますぐどうのこうのというわけではないようですが、JK女史側のスポークスマンは子供の親たちに対し、「ブラウザにフィルタを導入すること」を呼びかけています。
そして、「子供達の見るものに興味をもち、どういうものを見ているか観察するべきだ」としています。
日本の親御さんたちの認識はよくわかりませんが、少なくとも、自分の子供が「まだ、年齢的に見てはいけないもの」を見ていると知れば心穏やかではないでしょうし、それがもとで日本のサイトにも規制がかかるきっかけもできるかもしれないことは常に憂慮すべき問題でしょう。
ですから、スラッシュ系サイトの管理者の皆さんは、どうか配慮をお願いします。

…だいたいのところこういう感じの記事なわけですが(誤訳、誤解釈もあるかもしれないので、検証は各自で辞書等ひいて、がんばって読んでみてください)



●情報を正しく理解するために

さて、私が心配しているのは、また去年のように「JK女史がファン活動を嫌ってる」「ファンサイトを閉鎖させる動きがある」などとの謝った情報が飛び交わないか?ということです。

以前と違い、警告サイトもありますし、各ファンサイトの管理者様方が、気をつけておられるところも多いので、以前のような混乱はないだろうとは思っていますが…。

今回の情報はかなりショッキングなものです。特に女性向を扱われているサイトさんは不安でしょう。
でも、パニックにならないで。大丈夫ですから。

では、まずおちついて深呼吸でもして…。
お茶でも一杯飲んで(^^)

少し落ち着きましたか?

落ち着いたら、じっくり考えてみましょう。

確かに、今回の情報ではスラッシュ系サイトが問題になっています。
そう遠くないうちに、日本のサイトにも規制がかかる可能性も絶対ないとはいえないでしょう。
自分のサイトのコンテンツをあらためて見直してみてください。

1.ハリーたち(特に未成年キャラ)に露骨な女性向き表現をさせていませんか?
2.パス制等で見られないようにしたり、検索除けはしていますか?
3.無料サーバーを借りている人は規約を守っていますか?

最低限のチェックポイントです。

1に関しては慎重に考えてください。
日本でも、つい最近まで児ポ法について騒がれてましたから、他人事ではありません。
なにより、女性向(男性向きももちろんです)における未成年のキャラの扱いは慎重に。

私は、この一年間、いろんなサイトをまわっていて、隠しもなしに未成年のキャラクターの露骨な表現のあるサイトをいくつか目撃しています。
そこの管理人さんには管理人さんの考えがありますから、口を出す気はないですが、安易に見えるところには置かないよう配慮をしてください。
入り口に「女性向表現あり」とかかれていてもムダです。

2については、自サーバーで、CGI等できっちり制限してください。
ジオシティーズ、トクトク等の「隠し禁止」のサーバーでは絶対にやらないように。
世の中にはわざわざ「規約違反」を探し出してサーバーに報告したり、攻撃してきたりする人たちがいることを忘れてはいけません。
3のチェックポイントはそういう人を呼び込まないためです。

CGIって何?…といってる人は、勉強するか、いっそ諦めてください。

URL申請制といっても、セキュリティの甘い無料サーバーなら、いくつかの方法をためせば、簡単にみつかってしまいます。
Javascriptを使った制限もありますが、Javascriptをオフにしてしまうと意味がありません。

検索除けはソースにNOINDEX, NOFOLLOWのおまじないをお忘れなく。

女性向き(男性向き)を扱わないことが一番安全なんですが、まあ、そういうわけにも行かない人もいるでしょうから…(笑)


こういった対策に関して詳しいサイトはこちらをぜひご覧下さい。
おそらく、一番欲しい情報が集約されているでしょう。


はりぽた著作権問題を考えよう(ハヤカワツカサ様のサイト)

しかし、これで女性向きを扱うサイトはますます風当たりが強くなった感がありますね。

もちろん、普通にファンアートやファンフィクションやってるサイトでも、二次創作を扱う限りは、危なっかしさとしては同じなんですけどね。
ただ、心配なのは、日本では「18歳以下が運営する18禁のサイト」やあまりにも無防備なサイトが最近目に付くようになってきたことです。
パス申請制にしても13歳の子供が「私18歳以上です」と嘘をついてパス申請してきても、その嘘を見抜けないことが怖いです。
まして親のアドレスや家族共有のアドレスを利用している子だったら?

同人誌の即売会も増えてきました。
ハリーのオンリーの即売会も最近は多いですしね。
同人誌関係者の方も、あきらかに本を買おうとしている相手の年齢がその本を読むのにふさわしくない年齢だった場合は、頒布の際に気をつけるとか、そういう意識ももったほうがいいかもしれないです。

もういちど、気をしっかり引き締めて、気持ちよいファン活動をしましょうね。

また、何か情報がありましたら追加していきたいと思います。

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